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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第12章 恋人設定

「社長ってこんな所で飲んだりするんですね。
へぇ……意外ですね」

斗真社長が連れていってくれたのは
新橋の立呑屋だった。

もしかしたら高級レストランじゃないかと
構えていたけど取り越し苦労だったようだ。

それにどちらかというと
こういう店の方が私の性に合っている。

「最近はね。それより……」

斗真社長は辺りを見回すと
ひそひそ話をするように
私に耳打ちした。

「その社長っていうのやめないか?」

確かに。

斗真社長と二人きりという
シチュエーションに浮かれ
周囲の目を気に掛けることを忘れていた。

空気読まなきゃ。

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