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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第14章 梶ケ谷秀吉の事情①

『トントン』

僕の城をノックする音。

「社長。よろしいですか?」

水谷の高らかな声で現実に引き戻される。

鍵を外しドアを開ける。

「なに?」

必要最低限の言葉しか口にしない。

「買収の件ですが、先日お伝えした通りに
こちらで進めます」
「好きにやって」

買収を予定している会社のリストを
水谷から受け取ると
再びドアと鍵を締める。

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