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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第16章 椎名佳祐の事情

『ま、ゆっくり考えろや』

この場を立ち去ろうとする平井に
『ありがとうございました』とお礼をした。

平井は振り返らずに
『勘違いするな。おまえの為ではない』と
言い放った。

『でしたら誰の為にここまで手の込んだことを』

俺は引き下がらず
むしろ平井を追い手首を強く掴んだ。

『今の胡桃は絶望の窮地に立たされている』

答えではないがそれが答えだろう。

『胡桃が!どうして胡桃が!胡桃には
斗真社長が……』
『自分の目で確かめてこい。理佳の社長就任
パーティーに胡桃も招待されてるんだとよ』

そして俺と胡桃はLPH RESORTで
再会を果たすことが出来た。

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