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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第17章 キスの意味

「飲みはお供しますけど部屋には……」

下降してきたエレベーターの扉が開く。

開いた扉の先でカップルがキスをしていた。

男性がエレベーターの壁に寄り掛かり
どちらかというと女性側が積極的なキスだった。

あのスーツ。

あの髪型。

あの雰囲気。

その姿は紛れもなく斗真社長。

「あら。ごめんなさいね」

斗真社長とキスをしていた女が先に
エレベーターの外へと出た。

続いて斗真社長もエレベーターから出た。

私の存在に気付かないふりをしながら。

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