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枕営業~遥香はセックスを武器にした~

第20章 水谷文乃の事情①

「ホントにちゃんと調べたの?」

ラブホの一室。

私のカレシでもあり
HKホールディングス本部長であり
本條グループ買収を一任されている
星野拓哉に本條斗真の資料を突き付けた。

「もちろん。不手際でもあったか?」
「あった、あった。おおありよ」

私の友人であり本條斗真の元妻でもある
佐伯胡桃からは何も情報が掴めず
興信所に頼らざる得なかった。

資料によると本條斗真は
とにかく女癖が異常なほど悪く
複数の愛人を囲っていたということだった。

そんな本條斗真は私になびかず
別れ際にキスに持ち込むことがやっとだった。

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