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意味が分かれば怖い話! *。

第17章 最後の時

「だから前もって言ってたのに!!」

『しょうがないよ…。そういうやつだってわかってただろ…。』

とうとう最後の時がきた。毎日せわしなく働いていた彼らだったがもう限界だった。

「あぁ…見て…。もうあの子だって…。あの子が動かなくなったら私たちはもうおしまいだわ…」

『わかってる…。これで最後の力を振り絞った。実に長い人生だった。』

「ねぇ…ずっと言いたかったんだけど…」

『なに?なんでも言いなよ。』

「あなた私たちの中でも一番のんびり屋さんだったわね…。あの子が一番働き者だった…」

『もういいよ。言いたいことはわかった。今までありがとうな…。』

とうとう最後の時がきた。
記憶は忘れ去られ、そしてまた新しい時代を刻むものがやってくる。

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