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ふたり、溺愛中

第13章 心の本音と、初めてのキスとキス

ベッドに転がり直すと、私は悠さんの腕の中に包まれた。


手で頭を優しく撫でられると安心するみたいで、急激に睡魔が襲ってくるの。




「ふふっ
眠くなってきたね」


「だって、そうされると気持ちいいんだもん」


「わかってるよ」



目をつむって悠さんの胸に顔を付けると、トクトクと鼓動が聞こえてきた。

それが余計に心地よくて、いまにも意識が眠りに落ちそうになるの。





「…そうだぁ…悠さん、おかえりなさい。
お仕事、お疲れさまぁ……」


「ありがとう、優。
うん、ただいま」



ふわりと、唇に柔らかいものが触れた。


ただいまのキスと、おかえりなさいのキスが初めて同時にできたんだね。
よかったぁ。嬉しいよぉ…。




いろんな不安感や安堵感で、今日は特に疲れちゃったみたい。

心地いいこのまま、眠れそうだね。





ポンポンと、優しく頭を撫でられると、もう私の意識は夢の中に落ちていった。


明日もあさっても、私の生活は変わらないだろうけど、でももう、今までとは違うの。



だって、私たちの心はちゃんと繋がってるって、確信できたんだから……………………



















「……………スゥ ………………スゥ……」



「…おやすみ、優。
どうか…君にはもっと確かな幸せを、与えられますように…」














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