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　私は、七年前の中学二年生の時に母を亡くしている。私が四年生くらいの時から鬱病を患っていた。

　母は末っ子で姉二人に兄一人がいる。真面目で友達は多かった。私も母の友達とよく遊んだ記憶がうっすらとだけある。母は身長が百四十七センチと小さく可愛い。

　父と母との出会いはバイクのツーリングだった。母が父を好きになったみたい。確かに父の若い頃の写真を見るとかっこいい。

　母の家出先はいつしか父の家になっていて、祖母は行き先も知っているから心配しなかった。

　母の初めて作った料理はにら玉で、父は食べたことがなかったけど、食べたら美味しくて、十八歳という若さにそれが出てきたのにびっくりしたのと、料理に惚れた。