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Sweet love story~君に捧げる詩~

第5章 喧嘩

ライブの帰りの出来事だった。帰り道、友子と話していた。

「Dream kissよかったでしょ?」

友子は上機嫌に言う。

「うん!!」

「でも最後の曲嫌い……」

私は友子の言葉にカチンときた。

「ぇっ……何で?私は、あの曲好きだよ。」

「だってあの歌詞大輔が歌ってるの嫌なんだもん……」

「あたしは、よかったと思うけど……。声と楽器のハーモニーが合ってて」

「今日、見たばっかでそんなわかった口聞かないで!!」

「あの曲がDream kissのメインなのに……」

「あとから来て、ファンづらしないでよ!!」

「そんなの関係ないじゃん……いいものは、いいって言うよ」

「由璃のこと連れて行くんじゃなかった」

「何で、そんなふうに言うの?じゃあ、友子はDream kissの何が好きなの?」

「ビジュアル」

友子のその一言に腹がたって仕方ない。

「そうですかー。顔ファンとか最低」

「はぃ?別にいいやん」

「友子がそういう人だとは思わなかった」

「はぁ?意味わかんないし」

「友子のバカ……もういいよ」

私は、そう言いながらその場を走り去った。

そしてDream kissの歌詞を思い出していた。

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