好きになったらダメだよ
第5章 もし本当になったらどうする?
「……んっ……」
ぼんやりとした意識の中で、胸元がなんだかくすぐったいと思った。
……チュッ…チュッ……
なんていうのかくすぐったいけど気持ちいい。
掌でまぶたをこすって、瞳の中にゆっくりと光を入れたら、私の上に伊都が覆いかぶさっていて、寝巻きであるパーカーのファスナーを半分くらいずらしていた。
「ちょっと伊都!」
「あ、愛莉、おはよー。」
おはよーじゃないし。
昨日の夜も伊都のところに泊まった。
金曜日の夜に彼のところに行くのが、習慣化されつつある。
昨夜も何回もいかされて、喘いでしまったのに……
「あっ……はぁっ……」
胸を舐める伊都の舌に体は素直に反応する。
ピンッと張った乳首に伊都の舌がからみつく。
唾液で濡れて少し舌が触れるだけで、体を震わせてしまう。
「んっ…伊都、もぉ朝だよ?」
「だから?イヤなら止めてみろよ。」
そう言うなりハーフパンツの中に指をしのばせて、パンツの上から上下におまんこをなぞる。
「あんっ…はぁん…はぁっ……」
クチュクチュ……
いやらしい音に下着をつけていても、ぐっしょり濡れているのが分かる。