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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第7章 X'mas企画⭐2016【まずはおさらいから♡】






それは街中が煌めきで溢れかえる12月のとある日のこと…

始まりは聖の何気ないひとことだった。




その日の深夜、久しぶりに全員がそろっての夕食をとり終えた彼らはリビングを中心に酒を片手に思い思いの時間を過ごしていた。

渚と葵はビリヤード、雅はダーツに興じ、聖はテレビを見ながらソファーで大好きなアイスクリームをかき混ぜている。そこに千隼の姿はなく、どうやら彼女はひとり部屋でバスタイムらしい。

すると流れていたクリスマス特集の番組を横目に聖が何気なしにこんなことを口にする。


「…あーあ、クリスマスだって~♪

今年はどんな楽しいことしよっかなぁ♪」

「「「………‼」」」


するとその声は独り言のようにけして大きくなかったものの、なぜか一斉に動きをとめるオトコたち。

そして千隼がこの場にいないことをそれぞれが視線だけで確認すると、自然と一同がソファーに集うカタチになる。

そうしてここから、オトコたちの"イケメンのイケメンによるイケメンのためのクリスマス論争"が勃発したのであった。






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