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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第13章 ちーちゃんの夏休み♡partⅤ♡






「ハァ………ハァ…」


もう、こうなったら……っ!!!


「……あのなぁ、マジでホントに聞けって。もうさ、葵から全部聞いてんだろ。だからお前の言う通りで、負け犬でもなんでもいいからさ…頼むからひとりにしてくんねぇ?」

「あらやだ、素直。相当ヘコんでるのね、柄にもなく…ザマァ(真顔)」

「………」イラッ…


じゃなくて!!堪えろオレ。

そして繰り出せ!!

その名も…

─作戦その1。(←極めて普通)


「……あぁ、そうだよ。柄にもなくヘコんでんだよ!!キャラじゃねぇよ!!全部認めてやる。だから……」


"負け犬"を受け入れるのは癪にさわるが、すべてを認め(たふりをし)て…


「とやかくオレに構うな!!どっかいけ!!頼むからひとりにしろって!!

こんなとこで油売ってないでも、行くとこならいくらでもあんだろ?ワイキキでブランド品買い漁って、ビーチで男でも釣ってろよ。

つーかそれ以前に、いくら治安がいいからって、女がひとりで海外ウロウロしてんな!!いっそ弟とクソガキでも連れて日本に帰れっ!!」


…普通に追い払う!!


「……ゼィ、ゼィ…」


さぁ、クソ姉…

これで…

ど、どうだ!!




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