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school life

第3章 school life~卒業式

春、梅咲く頃――。


 私、花宮京子は都立可憐高等学校を卒業した。

「京子っ! 卒業、おめでとう」

 この騒がしいのは、白月十夜。色々あったけど隣にいてくれた私の恋人。

「十夜もおめでとう」

 そんな会話をしているとちらっと横目にみて女の子と通り過ぎた男の子がいた。木ノ下歩。私の初恋の相手。色々とあり私達は、友達じゃなくなった。

「京子? まだ歩のこと?」

 十夜が顔をしかめて聞いてきた。

「大丈夫だよ。私が好きなのは十夜だから。心配しないで」

 私は笑顔で言った。

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