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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第7章 智也との壁~高校三年生~

「またその話か」
「私のせいでしょ?私が悪いんでしょ?」

そんなことは分かっている。

「理佳には関係ない。ムカついたから
殴っただけ」

それなのに智也は私を庇う。

それがどれほど歯がゆいことか。

つい言いそうになってしまう。

『智也が私以外の女と仲がいいから
私も他の男と仲良くしてきた』と。

「明日のテスト明けから部活始まるんだ。
公式戦が終わったらたくさん遊ぼうな」
「えぇ?明日から?私聞いてないけど!」

明日こそは仲良くしようと思っていたのに。

「言わなかったっけ?」

また余計なことを口にしてしまいそうで
返事はせずに俯くだけだった。

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