テキストサイズ

理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第8章 智也との別れ~高校三年生~

「いつからバイトやってんの?」
「一年生から」
「ベテランじゃん」
「そうでもないよ。ムカつくばばぁ相手だと
すぐ顔に出ちゃうし」
「そんな感じする」

何回目か覚えていないほどの
篠田とのバイトの帰り道。

会話にもすっかり馴れた。

「篠田ってカノジョいないの?今さらだけど」

篠田もそこそこモテる分類だと思う。

背は低いけど。

「居たら理佳のお迎えなんてしねぇよ」

篠田は最近私を「理佳」と呼ぶようになった。

そしてバイト先まで迎えに来ることも
『友達んちに行ったついで』ではなくなった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ