テキストサイズ

理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第12章 智也の事情~専門学校①~

「どんなイメージだよ」
「寡黙な人だと思ってたけどこうして私と
喋ってくれてるし」
「そりゃ二人きりで黙ってるわけにも
いかないだろ。気まずいし」

料理が運ばれてくると楢橋は手を合わせ
「いただきます」と御辞儀した。

「成宮くん優しいね。私なんかに
気を使っちゃって」
「そんなことねぇよ」

初めて「優しい」と言われたことに
少しばかり動揺した。

「ラッキーだったな私」
「何がだよ」
「伊藤くんがドタキャンしてくれたおかげで
こうして成宮くんと食事が出来たから」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ