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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第13章 兄とそのカノジョと変態と

未だ身体が硬直している私は
稲葉主任の様子を窺っていた。

着用している制服をクンクンと
犬のように嗅いでみたり
スカートを股の間に擦り付けたりしている。

斉藤の制服の悪臭の原因はこれだった。

「主任。随分といい趣味ですね」

身体も口も動くようになり
ロッカー室に足を踏み入れた。

「……椎名さん!!!」

小柄な稲葉主任に斉藤の制服は
ジャストサイズだった。

「よくお似合いですよ。変態主任さん」
「こ……これには理由が……」
「どんな理由があるにせよ
その制服の悪臭は私のせいにされてるんですよ。
責任とってください」

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