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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第17章 だったら奪い返せばいい

智也を使って篠田にリベンジ?

「意味が分かんない。説明してよ」
『はぁ?俺、成宮に殺されかけたんだぞ!』
「だからちゃんと説明してよ!」
『理佳……おまえホントに知らねぇの?』

高校の卒業式の日。

篠田の自宅付近で待ち伏せていた智也は
車に乗ろうとした篠田を襲撃したらしい。

それを聞いて心当たりはあった。

一年生の時のクラスメートが
留年した美鈴を慰めようと
中庭に集まった同日のこと。

美鈴を慰めることを拒んだ私に放った
朱里の苦し紛れの言葉を智也は聞いていた。

『あッ!篠田って中学の時から
付き合ってた女とヨリ戻したらしいじゃん!
理佳にも同情しようか?バーカ!しねーよ!』

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