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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第17章 だったら奪い返せばいい

『そんなに上手くいくか?』

篠田の気持ちが智也への復讐へと
傾き始めた。

「絶対大丈夫。それに篠田だって一方的に
智也にやられて悔しいでしょ?」
『それは確かに。俺、武道派じゃねぇしな』

もう一息だ。

「上手くいったらそれなりのお礼はするから」
『へぇ。報酬有りか。ちなみに礼って何?』

完全に傾いた。

「私の身体。好きにしてもいいよ」

智也を奪い返せるなら
こんな身体いくらだってくれてやる。

『やるか。俺、理佳とのセックスめっちゃ好き
だったんだよ。これマジな』

篠田と付き合っていた頃に言われたなら
相当なダメージだったろうが
今となってはその方が
気持ちの上では楽である。

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