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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第18章 楢橋静香の事情

「楢橋さん?どうした?」
「あ……ごめん。なんだっけ?」

篠田くんの話を一方的に聞いているだけの私は
手持ち無沙汰でビールを淡々と
口にしているだけだった。

智也くんと付き合い始めてからというもの
不安に犯され寝不足の日々が続いていた。

寝不足のせいかお酒が回る。

急激な睡魔。

「楢橋さん」

気が付くと篠田くんが隣に居て
私の肩を抱いていた。

「……篠田くん?……んッ」

唇が重なった。

「俺と付き合わない?」

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