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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第21章 智也の事情~社会人①~

美鈴はあっさりと服を着始める。

「私だったら智也の何倍も理佳を満足させて
あげられる」
「理佳に手を出すな」

美鈴は危険だ。

その美鈴は不敵な笑みを浮かべると
俺を嘲笑うかのように「プッ」と
わざとらしく吹く様子を見せた。

「偉そうに。それと私のレズ話……理佳のこと
他言しないでね。もちろん理佳本人にも」

美鈴は理佳に本気だという想いが見受けられた。

「もし俺が理佳に言ったら?」

理佳は美鈴の想いをどう受け取るだろうか。

「愚問ね。ここでのことを理佳にバラすに
決まってるでしょ。まぁ、どっちだっていいわ。
傷付いた理佳を私が慰めてあげるから」

理佳に言ったところで美鈴にとっては
大した問題ではないのだろう。

だったら理佳の為にも
美鈴のことは話さない方がいい。

どのみちいい気分はしないだろうから。

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