テキストサイズ

理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第25章 智也の事情~社会人②~

「どういうつもりだよ」
「えぇ?何のこと?」
「俺と理佳の気持ちを揺さぶって楽しいか?」

理佳と美鈴が中区役所を訪れた同日深夜
美鈴が越したばかりの関内のマンションに
来るよう促された。

「理佳は順調な滑り出しだったよ。さすが
ナンバーワンね。惚れ惚れしちゃった」
「話を反らすな」

今夜は『club可憐』で理佳の初出勤だった。

「明日には指名客がわんさか来るわね。
男どもはあのクールさが堪らないみたいよ」

美鈴は自分本意に一方的に喋り続ける。

「理佳はね可愛いとか綺麗とかそんなレベルじゃ
ないの。そんなのはとっくに超越してて
とにかく格好いい」

美鈴は理佳を自分のカノジョのように語る。

理佳に好意を抱いているのは確かのようだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ