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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第30章 私はやはり自己中心的な女

取調室。

刑事ドラマとは違い陰湿な印象は無い。

窓から光が射し込んでいるせいか。

「椎名理佳さん。あなたがどういった経緯で
こちらに来られたかは御理解頂けて
いますよね?」
「……はい」

私を連行した刑事とは別の男性で
30代半ばくらいだろうか。

「この度、今回の事件を担当させて頂く
仙石と申します。そしてこちらは記録係の
本田です」

本田は女性だった。

個室に男女二人きりということを
避けているのだろう。

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