テキストサイズ

理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第32章 仙石涼介の事情①

「怖いの……智也が……だから智也の
出所なんて待ち遠しくない……」
「成宮のこと……忘れてしまうのですか?」
「忘れたいです……全て……」

瞳に溜まっていた涙が溢れ落ちた。

これまでの成宮智也との付き合いが
余程辛かったのだろう。

その呪縛から解放される日は
訪れるのだろうか。

忘れられるのだろうか。

手助けは必要だろうか。

俺に出来ることはあるだろうか。

椎名理佳の全身に掛かっていた
タオルケットがいつの間にか
太腿の辺りまでめくれ上がっていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ