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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第34章 仙石涼介の事情②

椎名理佳から唇を放された。

「勤務中でしたね……ごめんなさい……」

隙を見せる態度を取っているかと思えば
このように自ら引くような仕草。

不思議な女性だ。

そんな椎名理佳に惹かれていく。

寝室の壁掛け時計は
夕方6時を回っている。

「もう勤務時間外です」

再び俺から唇を重ねる。

時間外だとはいえ刑事失格である。

俺は手も早くなければ
決して惚れやすい方でもない。

それほど俺は椎名理佳に魅了されている。

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