テキストサイズ

理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第36章 理想へ向けて④

「弁護人は雅樹さんのお知り合いらしい
ですね」

雅樹はクローゼットから衣類を取り出し
それらを受け取る私は
畳みながら段ボールに詰める。

雅樹は私の胸元を
上から覗き見る形になる。

「よく御存知で。大学の先輩の友人です」

冷静に言葉を口にしながら
私に衣類を渡す度に胸元をチラ見する。

「やはり智也には極刑を?」

雅樹が依頼した弁護人では
無期懲役は厳しいと駿河は言っていた。

「両親はそれを望んでいますけど
俺はまぁ……先輩の面子を保てればいいかなと」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ