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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第39章 一難去ってまた一難

早い話が本田は同期の仙石を
妬んでいた。

「いつの時代も出世するのは男が先」

仙石は警部
本田は警部補

仙石の方が位が上である。

「仙石を地方に飛ばしたいの」
「私にそう仕向けろと?」
「そういうこと。一、二回仙石と寝てあげて。
被害者の女に手を出したとなれば
最低でも地方への異動は免れないわ」

仙石の気持ちを私に向ける
自信はあるしそのつもりだった。

仙石だけではない。

世に居る男性全てを
私に向けさせる自信がある。

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