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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第1章 プロローグ

贅肉がつきぶよぶよしている身体
坊主にしていながら一目で分かるハゲ頭
分厚いレンズの眼鏡

三拍子揃っているこの男こそ
私の愛しきカレシ成宮智也である。

「服のセンス悪すぎだろ」

智也はそう言いながらも
私のセンスの悪さを
喜んでいることを知っている。

毎日寂しくて辛く
男に無縁そうな私の装いに
安心しているのだ。

私も智也の落ちぶれ加減に安心している。

今の智也なら誰にも盗られる心配はない。

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