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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第47章 好きだから抱かれたい

「さぞかしお辛かったでしょう」

ここは黙って頷くだけ。

食事を終えたことを見計らい
染谷の肩にちょこんと頭を乗せる。

いい匂いがした。

香水は苦手だが体臭と交ざり合い
時に説明し難い好みの匂いを
醸し出すことがある。

今まさにその状態。

この匂いが続く限り
染谷を好きになれる。

「御安心を。椎名さんと成宮被告が
今後会うことはありませんから」
「……ということは」
「僕の中では無期懲役確定です。そういった
連中は社会に野放しには出来ませんから」

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