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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第47章 好きだから抱かれたい

「そんなこと言わずに……椎名さんのような
お綺麗な方ならお相手もすぐに現れますよ。
それに時が経てば辛い想いも忘れられます」
「今忘れたいの……染谷さんに忘れさせて
ほしい……」

染谷に握られている手を離し
布団の中に収める。

「襲われた女なんて汚らわしくて嫌ですよね」
「そんなことは……ただ……僕は妻子持ち
ですし……それに……立場上……」

布団のめくり起き上がる。

裸の私を目の当たりにした染谷は
視線を反らす。

「ここでは染谷さんの御家族も裁判官という
立場も成立しません」
「ですが……」
「あるのはトラウマを抱えた女と
そんな私を癒してくれる染谷さんだけ」

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