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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第49章 絶対が叶う時

「御気遣いありがとうございます」

この身体の震えが
罪悪感からか高揚感からなのか
今の私には分からない。

その答えが出るのは
上越新幹線に乗車している頃。

どの辺りの景色を見て
どのように感じるのだろう。

きっと車窓からの景色を
堪能する余裕すらないと思うけど。

後悔

それとも喜びを噛み締めるのか。

一人で現実を受け入れる力量が
私には備わっていないと
真知子は言いたかったのだろう。

真知子は私よりも私を
理解している。

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