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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第6章 智也の事情~高校二年生~

夏休みが終わり二学期になると
部活に明け暮れる日々が続いた。

休み時間になるとクラスの女子たちが
恒例行事のように俺に群がる。

その輪を割って入ってきたひとりの男。

クラスは違うが顔は見覚えがある。

その男は俺に耳打ちをした。

「おまえの女ヤリマンらしいよ」

男が言い終えたのと同時に
俺の拳は男の頬を殴っていた。

「キャ────────ッ!!!」
「ちょっと智也くんッ!!!」
「やめなよ─────ッ!!!」

クラス中が騒ぎだした。

俺はその男の胸ぐらを掴むと
引きずるようにして
教室の近くにある視聴覚室へと連れていった。

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