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僕らはずっと…

第7章 ごめん


「その人連れてくの手伝いますよ。」



隣にいたサラリーマンの若い男の人が俺を見てそういう。


その人は左手を差し出していた。




そのお兄さんはおっさんに対して、なんだか怒りのようなものを表しているように感じた。



見た目は爽やかな印象で、いい人そうに見える。




「お願いします。」



俺は大人しく従って、右手で捕まえていたおっさんの腕をお兄さんに預ける。





「うん。」



お兄さんはうなづいた。



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