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今日も明日も

第7章 おくすり

A side


今。

手のひらにちょこんと乗っている毒々しいピンク色の錠剤。

…俺はそれをじっと見つめている。



それは遡る事15分程前

翔ちゃんから楽屋の隅っこに呼ばれた事から始まった

「どうしたの?翔ちゃん」

俺、何かやらかしたっけ?…でも翔ちゃんの顔は凄く楽しそう。

怒られるわけではないか、と呼ばれるままに後ろを付いて行った。

「面白いのが手に入ったんだ」

そう言って、透明のパッケージに入ったそれを俺の目の前にかざす。

薬のようなそれ。

でも、薬にしては変な色をしている。

「何これ?」

何だか分からなくて、俺は首を傾げた。

すると翔ちゃんはニヤリ、と悪い笑みを浮かべて

「これね、ビ・ヤ・ク」
「ビヤク?」

ますます分からない。
え?え?とはてな顔の俺に、もーっ!と翔ちゃんが呆れたようにため息をついた。

「ビヤクじゃなくて、媚薬。分かる?」
「ええっ!!」
漢字になって意味を理解出来た途端、思わず叫ぶ。

「バカ!声が大きいっ」

「あっ…ゴメン」

はっとして、離れたとこにいる3人に目をやったけど
チラッとこちらを見ただけだった。
良かった…

と、改めて目の前の薬をマジマジと見つめる。

「どしたの、これ…」
「貰ったんだよ2錠。…で、1個お前に分けてやろうかなって」

サラッと言うけど、こんなのを持ってる翔ちゃんの知り合いって…
翔ちゃんの人脈、怖い

「これ、マジで凄いんだよ」
「…使ったの?」

そういえば、2錠貰ったって言って…今、ここには1錠

「んふ…智と潤に半分ずつね」

いきなり3P発言かい!

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