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ミヤちゃんと思春期

第1章 秘密と理由


今日を振りかえってひとしきり笑って、ミヤさんはふっと真面目な顔をした。

「……クラス、一緒になったらいいなぁ」

ぼくもそれに、心からうんと返した。

佐々木の呪いよ、とけろ。

「じゃあ……送ってくれてありがとう。またね」

「うん、また」

そうしてぼくたちは春休みを迎えたーー。

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