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箱……漆

第2章 携帯

青白く――――…


時に赤色のライトが光る携帯…



ガラケーの懐かしいタイプの携帯に…


まだ…誰も欠ける事なく生きていた昔を思い出す…



「母さんも…父さんも…ガラケーユーザーだったな…」




今…この家は…静かすぎるからか…



変なことを思い出す―――…







家族の…生きていた時の笑顔と―――…



死んだ時の…顔――――…



ギャップが有りすぎるのに…



その二つが…



交互に出てきて…俺に無意な動揺を与える…







「――――…それより…香にメールって…」



事情を知らなきゃ――――…


香の友達とか―――…連絡をしてしまうに違いない…



俺は、妹とは言え……メールを見てしまう事に躊躇うが…



事情をしらず…何回もかけでこられても…気になる…

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