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イケナイ過ち

第4章 私の本音

「じゃあ、智樹さんが原因かな。」

「智樹が...。」

自分に原因があると思っていたから、つい声が零れてしまった。

「うん。そうだと思う。付き合い始めはどうだったの?」

「その頃は満足してました。でも最近、智樹が疲れちゃってすぐ寝ちゃうんです...。」

「うん。それで?」

「先にイっちゃって私だけ満足できなくて...寝れなくて...。」

グイっとグラスに入っていたお酒を飲み干す。

お酒の酔いもあるせいか、思っていたことがボロボロと零れ始めた。

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