テキストサイズ

短編集2

第2章 重力加速度

頬を包んだままの手にそっと自分の手を重ね、恋人の暖かさを感じる。






「あったかい.....」



「そりゃぁな。」








話し込んでいたら随分と時間が経ってしまったようだ。




さみしいが手を離しお互いを見つめる。









「最後に一つだけ。」




「なに?」










そう問いかけると恋人はいつものように優しく笑って囁いた。




















ストーリーメニュー

TOPTOPへ