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〜T.A.B.O.O~

第9章 故に、

VOCAL:二宮和也


雅「あー!!」


何やらうるさい男がいる。


その男は俺の食べてるプリンを指で指している。


雅「それ、俺のプリーン!!」

『知りませんよ。
だって名前書いてなかったんだもん。』

雅「俺のだもん!」

『名前書いてありませんでした。』


…なんて嘘。書いてあったよ。
このプリン、中々有名らしい。
俺が珍しく食べ物に興味を持ったんだ。
これぐらいいいでしょ?


雅「ニノちゃん買ってきてよ!」

『いやですぅ』

雅「それ、駅前でしか売ってないの!
どんだけ手に入れるのが大変だったか。」


あらら。
それは悪い事しちゃったな…。
ごめんまぁーくん。


などと天邪鬼の俺は言えるわけもなく、


『知りませんよ、アナタの苦労なんか。』


と、ついつい言っちゃう。



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