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秘密の関係

第1章 始まりの日

―拓海side― 「拓海ー!起きなさい!今日は入学式でしょ!」 「…んっ、ふぁ~、…朝か…」 時間は…7時か、入学式、めんどくさい…でも行かなきゃ。 「拓海~?起きたぁ?」 「あ~、うん。今起きたから。すぐ行く。」 はぁ、行くか… ゛トントン″ 「はぁい。」 「拓海?兄ちゃんだけど、入っても良い?」 え!?兄貴!? 「な、何だよ。別に良いけど…」 「拓海おっはよぉう!入学おめでとう!拓海がこんなに大きくなって、兄ちゃん嬉しいぞぉ!」 「…っ!なっ!!急に抱きつくなよ兄貴!…っちょ、苦しい!」 「えっ、あ、ごめんごめん、あまりにも嬉しくてさぁ~♪」 「え?俺が高校入学するのってそんなに嬉しい事か?」 「おう!当然だろ?大事な弟の入学式なんだから!」 『大事な弟』、か。

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