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「あれ？朋美さんは？」

テーブルに朋美の姿は無かった。

「旦那から電話があって慌てて帰ったよ」
「そんな調子でホントに離婚するんで
しょうかね」

再び仲谷の隣に座る。

「さーね」
「気にならないんですか？」

まるで他人行儀な言い方。

「なるようにしかならん。それより
腹減らねぇか？」

朋美の離婚話に触れたくないのかな。

「少し空きました」

仲谷はメニューを開く。

「おッ。ピザトーストがある。さすが喫茶店」