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上エッチ新幹線

第2章 浜崎健太の事情①

「今だけでいいの……私を愛して……」

椎名理佳を愛しく感じてしまい
俺から唇を重ねてしまった。

誘導されているわけではない。

自覚はある。

「今だけ?俺のこと好きなんじゃ……」
「だってカノジョさんに悪いもん。
今を私の宝物にしたいの……ね?愛して……」

可愛い……とてつもなく。

「菜々子になんて悪くないよ。
あいつは……俺より先に……」

浮気。

椎名理佳の言葉を借りるなら
仲谷に本気になっている。

菜々子と仲谷の姿は
もう見たくはない。

怒りもあるが菜々子より
椎名理佳を見ていたい。

この身体に想いのままに
触れてみたい。

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