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上エッチ新幹線

第5章 カレシの存在どこ行った!?

「菜々子は合格だね。おめでとう」
「え?何に合格したの?」

お互いに絶頂に達したというのに
私たちは未だに繋がっている。

車窓から流れる景色を
満喫する余裕すらあった。

「試験だよ。最初に伝えたはずだけど」
「あ……そういえばそうだった。仲谷さんの
カノジョになれる試験とか?」

気が付くと居なくなっていた
健太をそっちのけで舞い上がっていた。

「そうだね」
「嬉しいッ。じゃ、終点までずっと
このままね」

私は仲谷に夢中になっていた。

「恋人同士でいるのも終点までだからね」

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