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エロース …ときめき探求物語

第4章 トキメキはピーンと硬くなった乳首から

――昨夜…
満が帰ってこなかった。
今朝になり
『昨日は仕事で泊まりになっちゃったよ、ちょっとしたトラブルが仕事で起きてね…。…(中略…)でも何とか解決したから、心配しないでね。』

メールが入っていた。

――はあ………

咲は
昨夜、自分の身におきた
不思議な体験を満に
話したかったのに
それができなかったもどかしさのなかで
眠りについた。

『あ!!いけない!!こんな時間だわ』
と咲は
あわてて出勤の身支度をしはじめた。

まずは部屋着を脱いで
ブラウスを羽織ろうとしたとき
胸元の小さな☆印のシールが
うっすらと光ってるのに気づいた。

―――『聞こえる?咲ちゃん』
と耳元で
いや咲の心の中からか
昨夜
咲の前に現れたエロースの声がした

『あ……!!ウサコ!!』と
思わず咲が声を出す。

―――『たく…。俺はエロースだよっ!!』
『咲、今日から心の赴くままに行動するんだよ。いいね!? すでにシール光ってるでしょ?』
とエロース

『うん。……あの……』と
咲はエロースに
尋ねた
『昨日、善悪は判断しなくていいから…。って言ってたよね?ホント大丈夫なの?』
と咲は念をおした。

『……ったく、咲は心配性で真面目な優等生なんだなぁ…。 俺は神様だから安心してほしいよ!! 咲のマイナスになるようなことはしないから!!  それより、今日からトキメキポイントちゃんと貯めていこうね。』
とエロース。

咲は窓の外に広がる5月の青空を見上げて
ス―――――――――――っ
ハ―――――――――――っ

深呼吸をしてから

『よし!!満のため、私のために、ポイントたくさんためちゃうぞっ……!!』
と誓って
家をでた。

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