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キミのとなり

第10章 幼馴染み

ちょっと公園に寄ってこうか…と、いつもの公園に二人できた。

ブランコに乗ってるマサキは結構 楽しそう。

俺も意味もなく滑り台を滑ってみた。
うん。結構 楽しい。
もう1回って昇って降りてきたらマサキが下で待ってた。

股を広げて手も広げて。
俺はすっぽり収まってしまう。

「「へへ。」」

二人して笑った。

「昨日…なんにもなかったから。」

「…そっか。」

「さっき…ヤキモチ妬きそうになった。」

「そう?」

「…でもマサキが言ってくれたから。大丈夫だった。」

「俺は昨日 大丈夫じゃなかったよ。」

「…ゴメン。」

マサキの腕の中。
胸がきゅうっと苦しいけど、ほんわかして嬉しい。

「カズ…。俺カズのことが好きだよ。」

「…俺マサキが好きだよ。」

同じタイミングで言って…

マサキが目をまん丸にして俺を見た。
たぶん俺も同じ顔をしてるはず。

「へ?」

「え?」

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