無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

(犬)

(ゲーム)

ボードに好きなものを書いていった。

(映画)

(トムとジェリー)

(海)

(ドライブ)

何回目かのボードを渡した時に手が触れた。

ドキッとしてお互い手を引っ込めた。

ちょっと不自然だったかな。

もごもごしてると和くんが

(おかわり飲む？)

と書いた。

「うん！」

(これはサービス。)

「え？いいよー。」

(いいから。飲んでくれたら、いーの。)

と書いたから、お言葉に甘えて…と言いながら

「ありがとう。」
『ありがとう。』

声に出しながら手話もした。

『ありがとう』

『ごめん』

『すき』

くらいの簡単なのは知ってるよね？

和くんは驚いた顔でパチパチとまばたきしながら僕を見たから、そう話した。