テキストサイズ

キミのとなり

第11章 おしゃべりな瞳

その次の日。

出勤したら翌日から急な出張になって。

バタバタと通常業務や出張準備をして…家に帰ってからも準備をした。
ひと通り終わって買ってきていたコンビニ弁当をチンして食べた。ひと息ついてお風呂入ってビール飲んで…ベッドに横になる。

目覚ましもセットして、スマホのアラームもセットした。
手の中のスマホを見つめて…
ぼんやりと和くんのことを想った。

今朝からちょっとした瞬間に想うのは和くんのこと。

頭の中は和くんでいっぱいだ。

…和くんのメアド聞いとけばよかった。

バカだな僕。

はあーー。

盛大にため息をついて目を閉じた。

5日間。

とにかく頑張って仕事やろう。
きっとあっと言う間に5日は過ぎる。

帰って来たらすぐに和くんのいる【スケッチ】に行こう。

和くんのアドレスを聞く、絶対に。

きっと…これって恋なんだよね…

和くんに会ったら この気持ちに名前が付くんだろうと漠然と…ううん、確信めいたものを感じながら目を閉じた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ