テキストサイズ

キミのとなり

第11章 おしゃべりな瞳

手を繋いで車までの僅かな距離を歩く。

車の中でもキスがとまらない。

んふふ。

見つめ合って抱き合った。

和くんの瞳が僕を好きって言ってる。
うぬぼれじゃないよ。
ちゃんとわかる。

可愛い可愛い和くん。
僕の胸の中の和くんのこと、たまらなく愛おしく感じる。

車の中の灯りを点けて、和くんに伝えた。

「和くん。大切にするから。僕と付き合って。」

コクリと頷くと和くんは僕に ちゅっとキスをくれた。

和くん。

おこがましいかな。
仰々しいかな。

和くんのことを守りたい。

キミのために生きていきたいと思うよ。

ささやかな毎日をキミと過ごしていきたい。

心の中で強く思って愛しい和くんを抱き寄せた。

end.

ストーリーメニュー

TOPTOPへ