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キミのとなり

第6章 優しい我慢

「はぁ……。」

思いの外 大きいため息をついてしまった午後の楽屋。

「どうした?」

翔ちゃんが聞いてくれたから すんなりと口にした最近の不満。

「最近、相葉くんがエッチしてくんない。」

……………

「ねぇ、ちょっと。黙んないでよ。」

「いや…。聞いといてなんだけど。なんて言ったらいいか…。」

顔を真っ赤にしながら俺と新聞と携帯と…そこら中に視線を彷徨わせながら動揺している翔ちゃんに、なんだか悪いことしちゃったな…と思ってると、

「んー。考えられるのは ひとつだよね。」

「浮気?」

「ばーか。あいつが そんなことする訳ないだろ。」

「じゃあなによ。」

「思いやりってやつよ。」

「…なによ。」

「腰。」

「やっぱ、そうか。」

「そうだろ。」

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