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キミのとなり

第7章 不幸の意味

「俺はニノのそばにいるだけで幸せだよ。」

「……」

「ニノとずっと一緒にいるつもりなんだけど。」

「俺も相葉さんといるだけで幸せ。」

ニノが俺を抱き寄せると両手で頬を挟んで優しく口づけた。

「もう絶対 言わないで。別れないし、離れない。」

「ごめん。もう言わない。ごめんね。」

そう言いながら何度もキスしてくれた。

「ねぇ。わかってる?俺が、ゆくゆくは家族を持ちたい、って言ったのはニノのことだからね。」

「へ?」

そりゃ、びっくりもするだろ。
でも、いっつも思ってた。

「子供は作れないけど。家族は作れる。俺はニノと家族になりたい。ずっと一緒に生きていきたい。って言うより俺が生きていくにはニノが必要だから。」

俺のプロポーズにニノはびっくりして、泣きそうな顔で笑った。

「子供も作れるかもよ?」

微かに意地悪な瞳を向けながら そう言って俺は組み敷かれた。

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